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2010年03月30日

いにしえのリアルボクシング

こんばんは~!
年度末いかがお過ごしでしょうか?

僕の方は、何かに追われているような毎日を過ごしてます(^^;)
年度末になるといつもこんな感じでドタバタですが、今年はいつにも増してプレッシャーがスゴイです。たまに幻覚も見てますが果たして大丈夫でしょうか?(@@)
・・・とは言っても、おかげさまでどうにか適当に凌いでます。

みなさんは体に気をつけて新年度を迎えてくださいね。


・・・ということで、古いボクシングの試合映像を見ていただきましょう。
いつもボクシングばっかりですが・・・。

先日もボクシングの世界戦が行われたばかりですね。結果は、タイの本物の王者ポンサクレック・ウォンジョンカム選手が圧倒的勝利を収めました。ある意味予想通り、そして当然の結果だと言えます。

今回紹介するyoutube動画は、スタンリー・ケッチェル(Stanley Ketchel)対ビリー・パプケ(Billy Papke:もしかすると英語では「パプキー」と発音する可能性あり)のライバル同士の一戦で、1909年7月5日にカリフォルニアで行われた世界ミドル級タイトルマッチ20回戦(!)です。
メチャクチャ長いラウンド数もさることながら、ナント100年以上前の映像にビックリです。

いにしえのリアルボクシング両者とも一流の世界王者ですが、特に「ミシガンの暗殺者(The Michigan Assassin)」の異名を持つケッチェルに注目。右の画像がケッチェルです(※1)。
ちなみに、この画像はウィキペディアから拾ってきたものですが、僕の手持ちの資料にある幾つかのケッチェルの肖像はもう少し痩せた感じで、印象が少し違います。この画像では、細い顔のラインとは対照的な腕及び背中の筋肉の盛り上がりが確認できます。
ケッチェルは、この腕っぷしの強さで草創期のミドル級の花形選手にのし上がってきました。

しかし、百戦錬磨の猛者がズラリと居並ぶミドル級の歴史において、ケッチェルは異端児的な存在として扱われています。

最近は試合前に大口ばかり叩いて実際の試合では何もできないのに世界王者を名乗るヘッポコボクサーも約2名いますが、ケッチェルは違います。
リング内外で個性を発揮した真の荒くれ者です。ボクシングスタイルと同様の破天荒な人生を歩みました。

ミドル級王者時代には、当時のヘビー級王者ジャック・ジョンソンと対戦したこともあります。
何年か前にも元ミドル級王者のロイ・ジョーンズJr.がヘビー級タイトルに挑戦して見事王座を奪取したことが話題になりましたが、ケッチェルの場合、両者の体格や黒人王者ジョンソンの圧倒的強さから考えてみてもほとんど無謀な挑戦でした。もっとも、ケッチェルにはあるたくらみがあったワケですが・・・。

驚愕の結果となったジョンソンとの伝説の一戦は、非常に興味深いエピソードと貴重な映像が残されています。これはまたいつか紹介したいと思います。

いにしえのリアルボクシング対するパプケも37勝31KOを誇るガッチリした体格のハードパンチャーで、「イリノイ・サンダーボルト(The Illinois Thunderbolt)」と呼ばれた男です。

右の画像(※2)を見ると、いかにも負けん気の強そうな顔つきが印象的で、これまたガッチリとした四角いアゴが打たれ強さを想像させます。
また、ベルトを締めたトランクスとやや後ろに重心がかかったファイティングポーズが、まさにクラシックと言えます。


この二人が都合4度に渡って演じたミドル級タイトルマッチシリーズは、近代プロボクシング草創期の熱戦譜として現代に語り継がれています。


そして二人の最後の対戦となったこの4度目の対戦も、終始激しい打ち合い(揉み合い)が展開します。

下の映像では、黒のトランクスがケッチェルで、白のコスチュームがパプケです。
現在でも十分通用するルーズなトランクス姿のオシャレなケッチェルに対して、いかにも20世紀初頭のファイターらしい古風なフンドシ姿のパプケが対照的です。これだけでも一見の価値ありです(^^)

「Stanley Ketchel vs Billy Papke IV」
URL: http://jp.youtube.com/watch?v=zcq-Sy05C-8


いかがでしたか。やっぱり画質が非常に悪いですね(^^;) とりあえず、超骨董映像ということでご了承下さいm(^^;)m
なにぶん映像が古すぎるので細かい部分は確認しにくいですが、それなりに当時のボクシングの雰囲気は伝わるんじゃないでしょうか。

映像をじっくり見ると分かると思いますが、両者は非常に過酷な状況で戦っています。
夏場のカリフォルニアの屋外リング、薄いグローブ、そして20回にものぼるラウンド数など、安全性や快適性で格段に進歩した現代とは大違いです。今の選手ならば5ラウンドあたりでブッ倒れそうですが(^^;)

そして、長丁場の試合とは思えないほど最後までエネルギッシュな二人の戦いぶりにも驚かされます。
確かに、ボクシング技術を現代と比べると隔世の感は否めませんが、「目の前の相手を殴り倒す」というボクシング本来の目標を持って戦う点においては現代を上回っているような気がします。

ところで、この映像は100年前のものなので当然無音です(笑)。
とは言っても、個人的には、数日前の世界タイトルマッチよりも100億万倍マシです(^^;)

空気が読めない民放アナウンサーの耳障りな絶叫を聞かされ、口だけ王者の不甲斐ない試合内容にウンザリするより、いにしえのリアルファイター達の激闘の記録をyoutubeで見る方がよっぽどためになります。
・・・最近のボクシング中継の話をすると、グチばっかりになるので少しは控えますが(--;)

いずれにしても、ケッチェル対パプケの一戦は白熱した好勝負と言えるでしょう。

画像出典
※1: http://en.wikipedia.org/wiki/Stanley_Ketchel
※2: http://en.wikipedia.org/wiki/Billy_Papke

(2010.4.2内容修正)


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タグ :ボクシング

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この記事へのコメント
>タイの本物の王者ポンサクレック・ウォンジョンカム選手

悪い冗談ですねw
もう一度、ポン猿の戦績を見直した方がいいですよw
まあ見る目が無いだけかもしれませんがw
それともわざとですかね?
私のホール仲間ではインチキレック、ボンクラレックで
通ってます。

亀田?内藤?彼らは能無し芸人ですから。
ポン猿はインチキですがw
Posted by やれやれ at 2010年11月20日 20:08
ああ、上の書き込みは消して下さって結構ですよ
個人の過疎ブログにわざわざ書き込む内容じゃ無かったですね
ポン猿を本物と言う人を始めて見たものですから
ま、人それぞれですけどねw

では申し訳ありませんでした
もう来ませんので安心してください
Posted by やれやれ at 2010年11月20日 20:13
やれやれ さん、こんな場末のブログにご来訪、そしてスルドイご指摘ありがとうございましたm(__)m
ちょっと長くなりますが、読んでいただけるとありがたいです。

最近は身の回りが慌しくブログの更新もままならず、仮死状態です(--;) 
なんとか月一の割合で更新している状況です。


さて、僕もボクシングが大好きですが、なにぶん田舎在住なので大試合を生観戦する機会は滅多にありません。日常的に観戦できる皆さんがとてもうらやましいです。
それでも、タイトルマッチを含めて何回か生観戦したことがありますが、確かに、テレビで見るのとはいろんな意味で違いますよね。特に、パンチが当たる音や汗が飛び散る様子などはテレビで見るよりも強烈で、今でも脳裏に深く焼き付いています。

ですから、このブログの記述については、後楽園ホールやその他の会場に足しげく通っているやれやれ さんのような一線級のファンからすると、変に感じることが多いかもしれませんね。

今回ご指摘の「本物の王者」と記したことについては、あくまでも対戦相手の亀田選手との比較でなおかつ僕の主観によるものです。ですから他人からすれば、また違った考え方があるかもしれません。
そもそも、「タイの本物の王者~」という一句にはそれほど強い意味があるわけではなく、むしろこの記事の主人公であるケッチェルとパプケをクローズアップさせるための手段の一つにすぎません。
重箱の隅をつつくような指摘ではなく、この主人公二人(ケッチェル&パプケ)に関する感想をいただけたら嬉しいです。

それにしても、事実として、ポンサクレック選手のボクシングが観客から全く評価されていないのであれば、それはそれで非常に興味深いことです。


ボクシングに限らず、このブログの記述は僕の個人的な意見・感想を綴っているものです。そしてその記述は、テレビやラジオ、録画・録音データ等による二次的体験に基づくものだということをあらかじめご了承ください。

以上のことを認識しているので、僕の記述が100%正解だとは思っていません。第三者的に見て間違っていることもたくさんあるでしょう。
特に、評価される当事者からすれば「コイツ偉そうに何を言ってるんだ?」ということも書いていると思います。
また当事者は、僕らが見ていない様々な場所でも随時活動を行っています。
つまり、僕は彼らに関する断片的な情報だけで、彼らがやっていることに対する感想を述べているに過ぎないのです。

しかし、僕自身が感じたことを書き連ねるこの場末の小さなブログが、僕にとっての大切な自己表現の場になっていることもまた事実です。

各記事に対する反論は、むしろ大歓迎です。反対意見が出されることによって、より多面性が増し、このブログが有意義な意見交換の場になります。今回のやれやれ さんの記述もすごく参考になります。
このような機会を設けてくださってありがとうございます。


ところで、一つだけ気になったことがあったので言わせてください。
ポンサクレック選手は世界フライ級王座の防衛記録を保持する名王者であり、タイ王国の国民的英雄でもあります。そのような偉大な人物に対して「ポン猿」と言うのはやめた方が良いと思います。
あらかじめ断っておきますが、僕はポンサクレック選手の信者ではありません。

やれやれさんがどのような方か存じ上げませんが、ポンサクレック選手はプロボクシングのフライ級で世界の頂点を極め、長い期間それを維持させた人物です。
どのジャンルでも頂点を極めた人物はごく少数であり、大変貴重な存在です。大げさに言えば一般人の雲の上の存在になります。
そのような人物に対して、ご自分の身分は明かさずに上から目線で蔑むのはよくないことです。
個人のおしゃべりレベルで言うのならばまだしも、ここは来訪者が少ないとはいえ、一応公的な場所です。
ご自分の立場を苦しくし、相手に嫌悪感を与えるような過激な発言は慎んだ方が良いです。お互いの精神衛生上もよくありません。
これは僕にも言えることです。

ただし、ポンサクレック選手本人やその支持者に対して面と向かって言える度胸と覚悟をお持ちであるならば、「ポン猿」と言おうが、「インチキレック」と言おうが、何を言おうが構いませんが。(^^;)


いずれにせよ、このような会話ができるのも数少ないチャンスですので、これからもどんどん書き込みよろしくお願いしますm(__)m
ただし、最初からケンカ腰になるのではなく、常識の範囲内でマナーはキチンと守ってくださいね(^^)
楽しく会話しましょう(^^)

「もう来ない」とは言っていますが、またのご来訪を心よりお待ちしていますm(^^)m

長文失礼しました。
Posted by 真一 at 2010年11月21日 17:36
 
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