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2008年06月23日

沖縄フォーク村

沖縄フォーク村

こんばんは。今日6月23日は「慰霊の日」です。沖縄戦が終結したとされる日です。
戦後60年以上経過した現在では戦争の悲惨さが忘れ去られることも多いですが、祖先が味わった多大な苦しみと、逆境に立ち向かった逞しい足跡を後世に伝えるためにも、いつまでもこの日を大切にしたいと強く思います。

そこで今回のレコード紹介は「唄の市・沖縄(ウチナア)フォーク村」(エレックレコード)にしてみました。本来だと復帰記念日(5月15日)に出すべきでしょうが、本日のレコード紹介ということでご了承ください。
このアルバムは、沖縄の本土復帰(1972年)を記念して、「沖縄フォーク村」のメンバーの魂の歌声をつづったものです。ライナーノートによると、「沖縄フォーク村」は沖縄本土復帰の1年半前に結成された約40名程のフォーク集団で、吉田拓郎の広島フォーク村と同じようなものだそうです。

下の画像のとおり、このアルバムは豪華な見開きジャケットになっていて、沖縄フォーク村メンバーの思いの強さが伝わってきます。その一方で、ジャケットに写っている海や空の色は青ではなく、黄土色になっています。夜明けを表現しているかもしれませんが、当時の沖縄の若者たちの複雑な気持ちを表しているようにも見えます。
帯に書かれた魔世中しんや(まよなかしんや)の「わったあ島ウチナア(標準語:俺たちの島沖縄)」からの一節、「俺は、俺が生まれ育った沖縄が好きだ 沖縄の空が、海が、みんな大好きだ!!」の一文も胸に迫ります。

沖縄フォーク村
沖縄フォーク村

また、見開きジャケット以外にも同サイズの冊子が入っていて、各ミュージシャンの紹介と収録曲の楽譜・歌詞が掲載されています。今日は全ページ掲載してみます。

沖縄フォーク村
沖縄フォーク村
沖縄フォーク村
沖縄フォーク村

沖縄フォーク村レコード盤は鮮やかなオレンジ色のレーベルです(右画像)。
収録曲は、A1.ドゥ-チュイムニー(佐渡山 豊)、A2.生きていようね(北炭 生)、A3.守礼門(ひろし)、A4.白雪姫ちゃん悲しいのかい(かんくろう)、A5.あっけらかん(同)、A6.ゆうなの花(じーんず)、B1.赤田首里殿内(同)、B2.平凡で人並みに(井口と福治)、B3.空なるかな空の空なるかな(セイ・シモン)、B4.水がほしい(嵩原千恵子とそのふろく)、B5.わったあ島ウチナア(魔世中しんや)の全11曲。

この中で個人的に好きな曲は、歌詞が25番まであり8分を超える大作「ドゥーチュイムニー」、女性3人の歌唱が美しい「ゆうなの花」、水不足の深刻さを訴える曲で後半のハードロック調がカッコイイ「水がほしい」、打ち上げ録音の雰囲気が楽しいノリノリ曲「わったあ島ウチナア」です。

各曲を聴いていると、「沖縄を取り巻く状況は当時からそれほど変わっていないのかなあ」と考えさせられますが、かと言ってそれほど暗くはなく、全編を通じて「前向きに行こう」という明るい雰囲気が伝わってきます。
当時の沖縄は録音設備がほとんど揃ってなくてかなり厳しい録音環境だったそうですが、参加メンバーの熱意・パワーがそれを打ち消しています。また、つのだひろ(ドラムス)、小原礼(ベース)、高中正義(ギター)等の豪華ゲストの参加もスゴイです。

さて、ここで試聴コーナーです。下に示したMySoundのサイトで「唄の市・沖縄(ウチナア)フォーク村」の全曲が試聴できます。試聴ボタンを押すと各曲がスタートします。ぜひともお試しください。

「唄の市・沖縄(ウチナア)フォーク村」
URL: http://mysound.jp/music/detail/tSVQS/

最後にYouTube動画です。心に染みる佐渡山豊の代表曲「ドゥーチュイムニー」(シングルバージョン)がありました。新里酒造の泡盛「琉球」のCMにも使われていたのでご存知の方も多いと思います。残念ながら掲載許可がおりていないので、下のリンク先をどうぞ。

「ドゥーチュイムニイ Yutaka Sadoyama(Only music)」
URL: http://jp.youtube.com/watch?v=LK8r8wb3HIA


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※ 動画・画像・リンク先等の提示は、あくまでも紹介の範囲内という認識で行っています。不都合が生じる恐れがあればすぐに削除しますので、お手数ですがご指摘のほど、よろしくお願いします。(文中敬称略)



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この記事へのコメント
毎度!佐渡山豊のアルバム持ってるぜ~。「ドゥチュイムニ」も好きだけど、「よっぱらい2000」が好きだな~。
Posted by てっちゃん at 2008年06月24日 21:42
てっちゃんへ
返事が遅れてごめんなさい。更新もストップしてますが。ここ一週間パタパタしてたもんで・・・(--;)
てっちゃんの方はお元気でしょうか? こちらは相変わらずです。 お互いがんばっていきましょう!
ところで佐渡山豊の件ですが、例のごとく、最近出たアルバムはまだ聴いてません。代わりに同時代のアルバム2枚(「仁義」、「ひとりぼっちの佐渡山豊」は持ってますので、機会があれば紹介したいと思います。
あと、明日かあさってに紹介しますので、よろしくお願いします
Posted by 真一真一 at 2008年07月01日 01:52
懐かしいの 見つけました。
1974年頃納入して 位までも持ってます。
中3の時かな
生きていようよね って 当時は 軽く流してたけど
知り合いが自殺と聞くと この歌が脳裏で流れる

当時も 今も 同じかな
Posted by 昔 昔のフォーク不安 at 2021年04月06日 19:44
昔 昔のフォーク不安 さん、書き込みありがとうございました。
返事が遅くなり大変失礼しました。当ブログも放置状態でコメントも確認しておらず申し訳ありませんでした。

レコード、ほぼ当時に購入され長年大切になされていたんですね。40年以上の所有歴はすごいです。
僕は発売後かなり経過して購入しましたが、このレコードと同い年ということもあり宝物の一つです。

「生きていようね」。
一聴、暗めのイメージがありますが、スーッと耳に入ってきてしばらく聴いていると、不思議と希望が感じられます。歌詞の中の「とにかく生きていましょうよね」というフレーズも良い意味で耳に残ります。

このLPは、激動の時代にも関わらず前を向いて生きた若者達の足跡が各曲に記されていて、それが今の時代にも光を灯すような気がします。
このご時世で身の回りにも暗いニュースが多く気分も沈みがちになりますが、そのうち好転することを期待してお互い元気に毎日を過ごせると良いですね。

またのご訪問をお待ちしております。
Posted by 真一 at 2021年07月02日 09:45
 
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