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2007年12月25日

066 千の顔を持つ男(前編)

こんばんは。みなさんはクリスマス連休を楽しく過ごせたでしょうか。僕は仕事に追われてました(--;)
ロマンチックな話もなく、ハプニング続出の三連休になってしまいました。
それと、前回記事で紹介したアルバムの配色が赤&白&緑だったのでクリスマスを意識したように思われた方もいるようですが、まったくの偶然です。あとでブログを確認してから気付きました(--;)

さて、今日からメキシコの偉大なるルチャドール、「千の顔を持つ男」ミル・マスカラスをご紹介します。前回記事と脈絡がなくてすみません。
名前が示すとおり、試合ごとに違うデザインのマスクとド派手な金ピカ衣装、ボディビルで鍛え上げられた肉体美、リング上でのコミカルな動き、華麗なる空中殺法と豊富な技のレパートリー、知性や親しみを感じさせる言動、テーマソング「スカイ・ハイ」やオーバー・マスクのオプション等で一世を風靡しました。
僕がリアルタイムでマスカラスを見たのは小学校1~2年の頃(1980年前後)だと思います。幼いながらもマスカラスのカッコ良さにシビれました。個人的には青のマスク&タイツの印象が強いです。

066 千の顔を持つ男(前編)左の写真は、「月刊ゴング」1971年4月号です。

表紙にはマスカラスのリング上の勇姿が大きく掲載されています。ちなみに右隅の写真のボクサーは、伝説の世界王者、大場政夫です。大場政夫についても近々取り上げたいと思います。

当時のゴングはタイトルロゴの上にもあるように、プロレスとボクシング両方の専門誌でした。もう少し後にはキックボクシングも取り上げられ、ロゴ上部が「プロレス・ボクシング・キック」に変わります。

・・・とは言っても、ほとんどプロレス中心の内容です。

話はマスカラスに戻って、この4月号ではミル・マスカラス初来日についての特集が組まれています。

当時「まだ見ぬ強豪」の一人であったマスカラスを、ゴング誌は創刊時の1968年から約3年に渡って追い続けていました。その記事が発端となって謎が謎を呼び、ファンの間では来日を望む声が相次ぎフラストレーションもかなりたまっていたそうです。

そのような状況下で、1970年に国際プロレスが外国人レスラー来日リクエストを一般募集しました。
そのときの1位ギリシャの新星スパイロス・アリオンと2位ミル・マスカラスを日本プロレスが招くことにより、両者の初来日が実現しました。それに至るまではいろいろと紆余曲折があったみたいです。
いずれにせよ、この来日により、ゴング編集部の長年の思いが結実したと言えます。

066 千の顔を持つ男(前編)

ページをめくるとマスカラスの写真や記述が次から次へと出てきて、マスカラスの初来日に対する編集部とプロレスファンの大きな喜びが伝わってきます。

066 千の顔を持つ男(前編)

下の写真にもあるように、巻頭の見開きポスターも豪華で、当時としては破格の扱いがされていたことが分かります。

066 千の顔を持つ男(前編)

実は、この4月号の編集時点ではマスカラスはまだ試合をしていません。どうにか間に合った空港到着の様子だけを記事にしたものと思われます。先ほど示した写真にあるように、いきなり空港で多くの少年ファンにもみくちゃにされていることからも、マスカラスの人気と期待のほどが伺えます。

ここでミル・マスカラスのYouTube動画をお届けしたいと思います。
まずは、来日前の映像からご紹介しましょう。プロレスラーとしてデビューする前のものかもしれません。動画の説明では1964年に初めて出演した映画だと書かれています。
日本では信じられないことですが、本国メキシコでは映画俳優としても認識されていて、約20本の映画に出演しているそうです。ヒーローとして仮面ライダーのような役回りをしてますが、少しユル~い感じのドラマなので拍子抜けするかもしれません。ですが、マスカラスの筋骨隆々の体つきには惚れ惚れしますねぇ。

「Mil Mascaras Discotheque Lucha」

リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=0zg0QAOxQNI&NR=1

これで終わるとみなさんの反応が怖いので(--;)、いきなり大一番を出しましょうか。
リンク先だけの表示ですが、タイガーマスクとの一戦をどうぞ。

「Tiger Mask II vs Mil Mascaras (1986) Part1 of 2」
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=xA2wnZsTJjU&feature=related
「Tiger Mask II vs Mil Mascaras (1986) Part2 of 2」(上の続きです。)
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=xeqA3t_BSJE

あと、マスカラス・ドス・カラス組対ハンセン・ブロディ組の人気者同士の対決もリンク先だけ示しておきます。

「スタン・ハンセン ブルーザー・ブロディ Vs ミル・マスカラス ドス・カラス 1」
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=urSEbCdTBsE
「スタン・ハンセン ブルーザー・ブロディ Vs ミル・マスカラス ドス・カラス 2」
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=SeJS4lpNc5o&feature=related


次回は、ミル・マスカラスが初めて日本のリングで見せた衝撃と熱狂をご紹介します。乞うご期待!


※ 動画等の提示は、あくまでも紹介の範囲内という認識で行っています。もし不都合が生じる恐れがあればすぐに削除しますので、お手数ですがご指摘のほど、よろしくお願いします。(文中敬称略)
(再編集2008.5.27)



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この記事へのコメント
魔茶呼ーです。
 久々に、ミルマスカラスの試合を動画でみました。
得意のフライング・クロスチョップとか、あと、試合相手のスタン・ハンセン  ・  ブローザ ブロディーのくどい顔とか、 なつかしぃ~~。
この時代のプロレスは、最高だね。
Posted by 魔茶呼ー at 2007年12月26日 22:05
ミルマスカラスは、実際試合を見たことはあまりないですが、
マスクはもってました、ガチャガチャのビニール。
Posted by moriomorio at 2007年12月26日 22:05
○ 魔茶呼ー さんへ
コメントありがとうございます!
子供の頃、悪ふざけで必殺技「フライング・クロスチョップ」を友達から食らい、ブッ飛ばされた経験があります(笑)。その威力を身をもって味わいました(笑)。
もちろん、ウエスタンラリアートも足4の字もコブラツイストもキャメルクラッチもドロップキックも同様です(笑)。あの頃はプロレス技かけまくりですよね。
あと、みんなブロディのファーストネームは「ブローザー」って言ってましたよね。そうそう(笑)。なんか「ブルーザー」みたいですよ(汗)。


○ morio さんへ
いつもいつもコメントありがとうございます!!
マスカラスのマスク持ってたんですね~。たとえガチャガチャのビニール製でもうらやましい(笑)。今も残っていれば記念にとっておいた方がイイですよ~!
僕個人的にはできればレプリカマスクほしいなぁと思ってますが、ネットオークションとかで見ると2~3万もしてビックリ! 中には直筆サイン入マスクが10万なんてのもありますからね~(汗)。まったく手が届かないところにあるようです。

ところで、年内に那覇に行く予定があるので、できればお店に立ち寄りたいなーと思ってます。そのときはよろしくお願いします。
Posted by 真一真一 at 2007年12月27日 20:15
 
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