2007年12月23日
065 チャーリー&ディジー
こんにちは。最近のアクセス数増加はやっぱり一時的なことだったみたいで、一昨日あたりからまた普通に戻ってます。てぃーだブログの音楽ランキングでも圏外に消えてますし(^^;)、あまり気にしないようにしましょうねorz
・・・ということで、今日はビーバップで行きましょう。
上の写真は、幻のジャズギタリスト、チャーリー・クリスチャンの数少ない演奏が収録されているということで評価が高い「Charlie Christian Jazz Immortal Dizzy Gillespie 1941」(邦題:ミントン・ハウスのチャーリー・クリスチャン)です。チャーリーだけが注目されますが、一応、バップの大物ディジー・ガレスピーも主役ですので忘れずに(^^;)
このアルバムはミントンズ・プレイハウスという場所で行われたバップ最初期の貴重なライブ実況録音盤で、複数のライブの様子が収録されています。
僕は仕事で沖縄の文化財に関わることも多いので、「ミントン」って言葉を聞くと、ついつい玉城(南城市)の「ミントングスク(ミントン城跡)」を思い浮かべてしまいますが(^^;)、一応ジャズライブハウスの名前です。
ショッキング・ピンクのジャケットは一見ジャズっぽくないですが、よくよく見るとイイジャケットです。アルバムの内容を良く表していると思います。
革靴の足跡が螺旋(らせん)を描きながらジャズハウスに向かっていて、ドアを開くと店の中からバップ眼鏡(ディジー)とギター(チャーリー)が現れるという、かなり凝った絵柄です。しかも、文字以外のイラストは全部手描き! 足跡も一つ一つ丁寧に描かれていて微笑ましいです。

こちらの方がもしかすると古いものかもしれません。ジャズに黒ってベタかもしれませんが、よりジャズっぽい雰囲気ですよね。
一応、ピンクも見慣れれば悪くないと思います。
みなさんはどれがイイですか?
・・・まあ、どうでもイイ話かもしれませんが。
ところで、今回、記事を作成するにあたって、中の町のジャズバー・ブラックバードのマスター、平良さんにお願いして店の中でこのアルバムをリクエストして聴いてみました。マスター、ありがとうございましたm(__)m
やっぱり部屋で一人で聴くのと、バー・カウンターでマスターや友人とゆんたく(おしゃべり)しながら聴くのとでは全く違います。お店の方が断然イイ!
さて、アルバムの中身ですね。メンバー構成は定かじゃない部分もありますが、A面はチャーリー・クリスチャンの演奏、B面は偉大なるトランペッター、ディジー・ガレスピーの演奏が中心になっています。
いくつかの評論やレビューを見てみましたが、B面について語られることはほとんどないです(--;)
それぐらいA面がすばらしい!ということにしておきましょう。ハイ。
音質はAMラジオ並みで、まさに「AMジャズ(^^;;)」です。ちなみにブラックバードでは、当然のことながら僕の部屋で聴くよりもはるかに音質が良くて、脳天にビビビビッときました。
レコードから流れてくる演奏は、確かにすごくイイ感じです。
特にA面1曲目「Swing to Bop」での、チャーリーが次々と繰り出すアドリブはメロディアスでかつ感情的です。少しマイナー調でスネてる感じがあってそこがまたイイのですが、非常になじみやすいメロディーラインなので、一回ハマれば何回も何回も聴きたくなる演奏です。
2曲目は飛ばして(この曲もイイんですが飛ばします:笑)、3曲目「Up On Teddy's Hill 」がまたイイ! ワイワイガヤガヤと人が集まるジャズハウスの熱気が伝わってきます。明るいノリノリの演奏に合わせて思わず歌も飛び出します。踊りたくなりますよ~V(^^)V
一方、一般的に飛ばされがちなB面ですが(^^;;)、緩やかな大人の曲あり、明るめのノリノリ曲ありで、これもかなり楽しめます!
僕のオススメは2曲目「Kerouac」です。少し長めの演奏ですが、適度に明るくハジけたディジーのトランペットが光ってます。
ディジー特有の、聞き手に往復ビンタをブッ放すような怒涛のトランペット咆哮は出てこないので(^^;)、うるさめのジャズが嫌いな方でも安心して聴けると思います。その片鱗を感じさせる部分が随所でありますが、いいアクセントになっていると思います。
一部から不当な評価を受けている(^^;)ディジー・ガレスピーに関しては、書きたいことが山ほどありますが、これについてはディジーのアルバム紹介をするときに回します。
下に示したHMVのサイトでこのアルバム「Charlie Christian Jazz Immortal Dizzy Gillespie 1941」の全曲が試聴できます。レコードと収録曲や曲順が若干違うようですが、ぜひ聴いてみてください。それと、上で示した黒ジャケの出典もこちらです。
リンク先:http://www.hmv.co.jp/product/detail/821440
最後にチャーリー・クリスチャンのYouTube動画ですが、当然本人が動いている映像なんてほとんど皆無だと思いますので、これをどうぞ。
当時の貴重な写真が「Swing to Bop」の演奏に乗せて次々と現れます。
「Charlie Christian playing 'Swing to Bop' live at Mintons '41」
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=WLz4vYCW97Y
ついでについでに(^^;)、大好きなトランペッター、ディジー・ガレスピーの1940年代の貴重な映像もどうぞ。
おちゃらけトランペッターとして酷評されることもありますが、そこがまたディジーのいいところだと思います。この映像でビッグバンドをグイグイ引っ張る男、まさにディジーの真骨頂です!
「Dizzy Gillespie Big Band 1947 groovy man」
リンク先:http://jp.youtube.com/watch?v=dtG5m7P56vk
※ 動画等の提示は、あくまでも紹介の範囲内という認識で行っています。もし不都合が生じる恐れがあればすぐに削除しますので、お手数ですがご指摘のほど、よろしくお願いします。(2009.3.3文章修正)
Posted by 真一 at 13:07│Comments(2)
│ジャズetc.
この記事へのコメント
ジャケットが赤、白、緑でクリスマスっぽくみえますね。
狙ってましたね。
狙ってましたね。
Posted by yasujirou at 2007年12月25日 01:17
yasujirou さん、コメントありがとうございます。
残念ながら、偶然です(笑)。
ブログを見てから気付きました。ほんとのことですよ~。
逆に、分かってたら、このアルバムにしないと思います(笑)。
残念ながら、偶然です(笑)。
ブログを見てから気付きました。ほんとのことですよ~。
逆に、分かってたら、このアルバムにしないと思います(笑)。
Posted by 真一
at 2007年12月25日 19:29
