ロックとソウルを歌う

真一

2008年07月05日 16:38



こんにちは~。ついに7月に入りましたけど、かなり暑いですね~。
そんなときはやっぱりレゲエ!って感じで、これからしばらくはレゲエ関連のレコード紹介の頻度を上げていくのでヨロシクお願いします。
実は昨日、宜野湾市普天間のレゲエバーに行ってきました。ジャマイカ人店主のジェイソンのワイルドなノリがすごかったですが、ジャッキー・ミトゥーのリクエストまで受け付けてくれて、か~な~りヨカッタです。

・・・ということで、今日はロックステディの代表的歌手「ジャマイカのミスターソウル」、アルトン・エリスです。
上の画像は1967年のアルバム「Alton Ellis Sings Rock and Soul 」で、文字通りアルトンがソウルやロックのヒット曲を歌うロックステディカバー集となってます。
ちなみに、ロックステディ(Rocksteady)とはジャマイカのレゲエ系ポップスのことで、時代の流れで言うとスカとルーツレゲエの中間に位置します。歌詞の内容は恋愛に関することが多く、甘くて明るくて良い意味で古い感じのレゲエです。
・・・と表現してもなかなか伝わらないですよね。いつものように後半で試聴コーナーを設けてますので、気になった方はぜひ試してみてください。個人的にはロックステディというジャンルが大好きです。

ところで、上画像の表ジャケットは赤・黒の大胆なカラーリングが目を引きます。スーツ姿がビシッと決まったアルトンもカッコイイ。
タイトルロゴデザインも単語の意味に合わせて「ROCK」はゴツく、「Soul」はエレガントに、これまたイイ感じです。
裏ジャケットには歌うアルトンの写真が2枚掲載されています。歌唱中の様子がジャケットに載るのは意外と少ない気がしますが、こういう写真はイメージが膨らみやすいので、ファンにはうれしい配慮だと思います。

このアルバム中にはプロコル・ハルムの「Whiter shade of pale(青い影)」やビージーズの初期のヒット曲「Massachusetts(マサチューセッツ)」もしっかりロックステディ調にアレンジされています。その他の曲も同時代のロックやソウルのカバーだと思いますが、残念ながら知らない曲が多いです。
収録曲は次の12曲です。
A1.I'm just a guy、A2.Let him try、A3.Ain't that loving you、A4.So much love、A5.Whiter shade of pale、A6.Massachusetts、B1.Get ready、B2.I'm still in love with you 、B3.Never love again、B4.Mad Mad Mad 、B5.Baby now that I found you、B6.Why

この中で僕が好きな曲は「Whiter shade of pale(青い影)」、「Get ready」 、「Why」。
若干地味な感じは否めませんが、スタジオ・ワン特有のゆったりとしたリズムに合わせて軽やかに歌うアルトンのハイトーンハスキーボイスがしびれます。ボブ・マーリーの声にも似ていますが、アルトンの方が伸びやキレがあって音域も少し高い感じがします。
キーボード奏者ジャッキー・ミトゥーの優しくてしっかりしたオルガン&ピアノとの相性もバッチリです。
落ち込んでるときに聴くと、元気になりますよ~。

ここで試聴コーナーです。「ReggaeRecord.com」で、この「Alton Ellis Sings Rock and Soul 」の全曲が試聴できます。ぜひ聴いてみてください。

「Alton Ellis Sings Rock and Soul 」
URL: http://www.reggaerecord.com/jp/catalog/description.php?code=70253

最後にYouTube動画です。1960年代までのジャマイカのポップスは残念ながらほとんど映像に残ってません。代わりに比較的最近のノリノリライブ映像があったので、これをどうぞ!
年を重ねても、あの若々しい歌声は健在です。

「SOULSHOT / ALTON ELLIS」
URL: http://jp.youtube.com/watch?v=9TUqAsxRzjk



今回はアルトン・エリスの記事でしたが、同じスタジオ・ワンの代表的ミュージシャン、ジャッキー・ミトゥーについても過去に取り上げています。リンク先をどうぞ。

「いきなり浜辺でオルガン」  カテゴリー:スカ・RS・レゲエ 記事公開日:2007年11月22日
URL: http://sm47.ti-da.net/e1834934.html


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