ハーブのトランペット

真一

2008年05月14日 01:17



やや暑苦しい記事(失礼)が二つ続いたので今日はクールダウンということで、これを・・・。

上の画像は、1965年にリリースされたハーブ・アルパーツ・ティファナ・ブラスの「WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS」です。

ジャケットは、一見ブラジル系美人のお姉さんがウェディングドレスを身にまとっているように見えますが、なんと全身にホイップクリームが塗りたくられています。
一応アルバムタイトルにちなんでいますが、ちょっと興奮しますよね、ね(^^)

・・・たまにはこういうエロジャケもイイんじゃないでしょうか。


ハーブ・アルパーツ・ティファナ・ブラスは一応アメリカのインストルメンタルグループですが、当ブログではラテンのカテゴリーに入れています。

このグループの演奏は、いかにも1960年代後半の軽音楽の雰囲気が漂っています。少々ダサめな感じではありますが、当時の空気感が伝わってきてなじみやすいと思います。レパートリーには既存の有名曲をラテン風にアレンジしたものも数多くあり、意外と楽しめます。


グループのリーダーは、もちろんこの人。
スーツ姿がキラリと光る二枚目トランペッター、ハーブ・アルパートです。
裏ジャケットに本人の写真が小さく載っています。
名前のとおりハーブのようなスッキリとしたトランペットの音色が持ち味です。

個人的には、中学生の頃に見た第22回スーパーボウルのオープニングでのアメリカ国家独奏が印象に残っています。確か白の衣装にサングラスだったかと思いますが、メチャクチャカッコ良かったです。

・・・話が脱線してしまいましたが、このレコードのレーベルであるA&Mは、アルパートが創設者の一人であり副社長を務めていたそうです。前に紹介したセルジオ・メンデス&ブラジル66も同じレーベルから出ていて、アルパートのプロデュースです。

さて、このアルバムの収録曲の話題に行ってみます。
アルバム中では、あの深夜番組「オールナイトニッポン」のテーマ曲として使用された「ビタースウィート・サンバ」が日本で最も有名な曲です。しかし、この曲が人気なのは日本ぐらいだそうで、アメリカ本国ではタイトル曲「WHIPPED CREAM」や「TASTE OF HONEY」、「TANGERINE」、「LOVE PORTION NO.9」等が知られているようです。
他のアルバムと同様、このアルバムでも強い太陽の下で聴きたくなるようなラテン風ナンバーが目白押しです。

下に示したHMVのサイトでこのアルバム「WHIPPED CREAM & OTHER DELIGHTS」の全曲が試聴できます。ぜひ聴いてみてください。

「Whipped Cream And Other Delights」
URL: http://www.hmv.co.jp/product/detail/1497478


最後にYouTube動画です。4曲メドレーの貴重な映像がありました。「Tijuana Taxi」、「The Lonely Bull」、「Taste of Honey」、「Zobra the Greek」の順ですが、3曲目だけ今回紹介したアルバムの収録曲です。
時代を感じさせますが、すごく楽しい映像です。どうぞ!

「A&M Records Presents Herb Alpert and the Tijuana Brass 1966」
URL: http://jp.youtube.com/watch?v=qG-1DqpjyZY



(記事修正2009.2.7)

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