こんにちは。またまた体調不良です。どうにかならないですかねぇ。
さて、今回はサンハウスの1965年の名盤「Father of Folk Blues」を紹介しましょう。本人が63歳の頃の録音だそうです。
僕がまだデルタ・ブルースのことを知らなかった7、8年前、中古レコード屋さんでブルースコーナーを物色していたときにこのレコードと出会いました。ジャケットを見るとタイトルに「Folk Blues」とあり、難解な弾き語りだと思ったので敬遠しようとしました。すると、突然サンハウスの肖像写真が目に飛び込んできたのです。
再度、ジャケットの肖像写真を見てください。
何かを思うような非常に含みのある複雑な表情ですよね。
その顔に年輪が深く深く刻み込まれています。
こちらを見つめる大きな目、深く刻まれたしわ、白シャツ&ネクタイ&髪型がバッチリ決まった身だしなみ、使い込まれたスチールギター、トドメは左手の中指にはめた金属製のスライド・バーでした・・・。
・・・これを見せられたら買うしかないでしょ?(笑)
確かその頃のマイブームは明るいロックステディやソウルだったのですが、とりあえずだまされたと思ってこの「Father of Folk Blues」を購入しました。
しかし、家に帰って早速アルバムを聴いてみると・・・
サンハウス自身の人生を乗せた魂の歌声に、即ノックアウト!(笑)
サンハウスはデルタ・ブルース奏者として1920年代に活躍したそうですが、その後しばらくの間は消息不明。1960年代中頃に「再発見」され、なんと60代で再レコーディングの運びとなりました。
60歳を過ぎてなお芯のあるエモーショナルな歌声と複雑に響くスチールギター&スライド・バーの音色にシビれます。
やっぱり、いろいろ書くより聴いてもらった方が良いと思うので、まずはアルバムの1曲目に収録されている「Death Letter」の凄まじい映像をYouTube動画でご覧ください。
「Son House - Death Letter」
リンク先:
http://jp.youtube.com/watch?v=8jN5vqEyV7g&feature=related
次にご紹介するYouTube動画は、自分の手拍子に合わせてリズミカルに熱唱する「John the Revelator」です。これもアルバム収録曲です。今回はこの曲のタイトルを記事タイトルにしました。
しかしこの映像は・・・、何と言えば良いのか・・・。
・・・深すぎます。
「Son House - John the Revelator」
リンク先:
http://jp.youtube.com/watch?v=2vAczJUkwU0
※ 動画等の提示は、あくまでも紹介の範囲内という認識で行っています。もし不都合が生じる恐れがあればすぐに削除しますので、お手数ですがご指摘のほど、よろしくお願いします。